大学病院と一般病院で勤務する場合の違い

大学と一般では、看護師の業務にちがいはあるの?

大学病院と一般病院で勤務する場合の違い

看護師が大学病院へ転職しようとしている場合ですが「いろいろな噂があり本当のところはどうか」という疑問があるようです。 たとえば「大学病院の場合は採血や点滴を医師がするのでしょか?」なんて質問があったりします。

実際に大学病院の病棟では看護師が採血して医師は点滴をするケースがあります。 こういったこともあって「大学病院に勤務する看護師は点滴の経験が少ない」と言われます。 主に点滴は研修医と呼ばれる経験の浅い医師が担当することは間違いありません。

ここでは、大学病院と一般的な病院で看護師が勤務する場合の違いをご紹介いたしましょう。

点滴の例のように大学病院で勤務する看護師が実践する手技はわずかですから一般病院とは大きく違うところです。 一般病院の看護師は「点滴」以外にも「抗がん剤投与」「胃管の挿入」病院によっては「動脈血採血」も担当することがあります。

大学病院では、こういった手技をするのは間違いなく医師が担当します。 だから「大学病院の看護師は何もできない」と言われることが多いのです。 これは大学病院では医師と看護師の役割分担が明確に区分されているからだと思います。

医療や診療で責任の大きいものが医師の担当になっているわけです。 「個人の病状に応じたきめ細やかな看護をしているのは総合病院よりも大学病院だ」と思います。 総合病院の看護師は手技に長けており、大学病院の看護師は看護に長けているのです。

では大学病院に向いている人や向いていない人はどういった人でしょうか? まず向いている人は

(1)知識を得ることや研究することが好きな人
(2)リーダーシップや管理能力を習得したい人
(3)個別性の高い看護を会得したい人
(4)特定疾患や難病の看護を希望する人
(5)先進医療に携わりたい人……などです。


反対に向いていない人は

(1)いろいろな疾患の一般的な症例に対する看護をしたい人
(2)さまざまな手技を学びたい人です。

以上、大学病院と一般的な病院で看護師が勤務する場合の違いをご紹介しました。 大学病院に限ったわけではないですがデメリットよりもメリットを考えると自分に合う職場と出会いやすいです。 デメリットを意識すると損得勘定が芽生えてきて、長く働く条件を見失うことになりかねません。

「経歴のひとつになる可能性があるのか」「大学病院でずっと働きたいのか」「病院の特徴が自分に合っているか」「将来的にしたい看護と結びつく病院なのか」など今後どのような看護をしていきたいかを考えてみることも大事です。